7〜9月の入域観光客、300万人超の見通し OCVBが前年比1.1%増、空路の増便が下支え
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、2026年7〜9月の入域観光客数を前年同期比1.1%増の300万4520人と見込むと発表している。国内・海外路線の増便が堅調さを支え、夏の繁忙期を経てもなお底堅い需要が続く見立てだ。一方で人手不足や受け入れ力、単価の底上げは引き続きの課題で、量から質へ舵を切る「稼ぐ観光」への転換が問われる局面が続く。
出典:沖縄タイムス+プラス
経済・エネルギー・IT・一般・飲食。本日注目すべき沖縄関連の動向を、信頼できるソースから厳選してお届けします。
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、2026年7〜9月の入域観光客数を前年同期比1.1%増の300万4520人と見込むと発表している。国内・海外路線の増便が堅調さを支え、夏の繁忙期を経てもなお底堅い需要が続く見立てだ。一方で人手不足や受け入れ力、単価の底上げは引き続きの課題で、量から質へ舵を切る「稼ぐ観光」への転換が問われる局面が続く。
出典:沖縄タイムス+プラス
内閣府沖縄総合事務局などの経済概況によると、県内の景況は基調として「拡大」の判断が維持されている。観光関連や雇用が下支えとなる一方、食料品やエネルギーを中心とした物価高が家計を圧迫し、個人消費には停滞感がにじむ。賃上げの広がりや価格転嫁の進み具合が、この先の回復の実感を左右するとみられ、地元経済の「体温」を見極める局面が続いている。
出典:内閣府 沖縄総合事務局
沖縄電力は、9月分の電気料金(8月使用分)が前月から60円値上がりすると明らかにしている。平均燃料価格の上昇が反映されたもので、月260キロワット時を使う標準的な家庭のモデルで約8,714円となる見込み。石油火力への依存度が高い沖縄は国際市況や為替の影響を受けやすく、残暑の冷房需要と重なるこの時期、省エネや契約の見直しへの関心が根強い。家計の電気代への意識は当面続きそうだ。
出典:沖縄タイムス+プラス
9月検針分(8月使用分)の電気・ガス料金には、国の料金支援による軽減が引き続き適用されている。電気は使用量に応じて単価が抑えられる仕組みで、燃料価格の上昇による値上がりを一部相殺するかたちだ。ただし支援は期限つきの措置で、恒久的な負担減とはならない。エネルギーの大半を島外からの燃料に頼る沖縄では、補助の行方と自前の省エネ・再エネ拡大が、暮らしのコストを左右し続ける。
出典:沖縄県公式ホームページ
県内のDX・IT活用情報を発信する「ResorTech Okinawa(リゾテックおきなわ)」が、9月6日に女性向けのキャリアデザインセミナーを開いた。デジタル分野で働くことに関心を持つ女性の学び直しやネットワークづくりを後押しする狙いで、多様な人材がIT産業に加わる環境づくりの一環。人手不足が続くなか、性別や経歴を問わず担い手の裾野を広げる取り組みが、県内の各所で少しずつ形になってきている。
県は令和7年度から「沖縄DX推進支援事業」を進め、県内企業のデジタルトランスフォーメーション加速を通じて全産業の稼ぐ力を高めることをめざしている。専門家派遣やデジタル化の伴走支援などを通じ、人手不足に直面する中小事業者の業務効率化と付加価値づくりを後押しする狙いだ。観光や一次産業を含め、現場に根ざしたデジタル活用の裾野を広げる取り組みが続く。本日は新着なし、継続動向のみ。
出典:沖縄県公式ホームページ
任期満了に伴う沖縄県知事選は、8月27日の告示を経て、9月13日の投開票に向けた選挙戦が大詰めを迎えている。史上最多となる6氏が立候補し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非や、暮らしを直撃する物価高への対応が主要な争点。報道各社の情勢調査では、移設を容認する新人と、これを追う現職による事実上の一騎打ちの様相と伝えられる。投票日まで残りわずか、有権者の判断が注目される。
出典:琉球新報デジタル
9月の沖縄は真夏の暑さが続く一方、年間でも台風の接近が特に多い時期にあたる。気象庁の平年値(1991〜2020年)では9月の県内への台風接近数は1.9個で、8月に次ぐ多さ。秋雨前線の影響も重なりやすく、大雨や高波にも注意がいる。進路や勢力の急な変化に備え、非常用品の点検や住まいまわりの飛散物対策など、いま一度の見直しが呼びかけられている。最新の気象情報の確認を。
沖縄県産の酒類に長年適用されてきた酒税の特例措置をめぐり、泡盛以外の県産酒類に係る軽減が9月末で見直される見通しとなっている。地ビールやクラフト系の造り手にとっては税負担の増加が価格や採算に響く可能性があり、対応が課題となる。泡盛については引き続き段階的な取り扱いが議論されており、島の酒文化を担う小さな蔵や醸造所にとって、制度の行方は経営を左右する関心事だ。
南風原(はえばる)という地名を、私たちは当たり前に読む。けれど、あらためて字面を見ると不思議な当て字だ。「南風」と書いてはえ。これは古くから海人(うみんちゅ)が使ってきた風のことばで、南から吹いてくる風のことをいう。夏至南風(かーちべー)の「ベー」も、実は同じ「南風」を指すことばで、はえと同じ流れをくむ言い方だ(ベーは、南風の古い言い方「フェー」が変化したものといわれる)。そこに、集落や野原をあらわすばる(原)が付いて、南風原になった。地名のなかに、いまも風が吹いている。
九月に入ると、あの湿ったはえがふっと弱まり、朝夕に北からの風がまじりはじめる。畑の匂いも、洗濯物の乾きぐあいも、少しずつ変わっていく。地名そのものは動かないけれど、そこに刻まれた風は毎年めぐってくる。南風原の「はえ」を口にするたび、私たちは知らず知らず、季節の変わり目を舌にのせているのかもしれない。