台風13号、農作物や施設に被害を確認 マンゴー・花卉の出荷にも影響、旧盆の需要期前に立て直し急ぐ
台風13号の通過を受け、県内では農作物や農業施設の被害確認が進んでいる。豊見城市では収穫期のオクラがなぎ倒され、大東島ではサトウキビが強風であおられ塩害が懸念される。鹿児島―奄美―沖縄航路の欠航で、シーズンを迎えたマンゴーや花卉の出荷にも影響が出た。暴風警報の解除後は被害額の把握と出荷体制の立て直しが急がれ、旧盆の需要期を前に生産者は対応に追われている。
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台風13号の通過を受け、県内では農作物や農業施設の被害確認が進んでいる。豊見城市では収穫期のオクラがなぎ倒され、大東島ではサトウキビが強風であおられ塩害が懸念される。鹿児島―奄美―沖縄航路の欠航で、シーズンを迎えたマンゴーや花卉の出荷にも影響が出た。暴風警報の解除後は被害額の把握と出荷体制の立て直しが急がれ、旧盆の需要期を前に生産者は対応に追われている。
ウェザーニューズは、台風13号による九州・沖縄5県(沖縄・鹿児島・宮崎・熊本・大分)の産業被害を、交通・観光・農業・漁業を合わせて約107億円にのぼる可能性があると試算した。本島を中心に倒木や停電、農作物への影響も出ており、通過後は被害の把握と復旧が課題となる。書き入れ時の混乱は8月の観光実績を一時的に押し下げる懸念もあり、事業者は代替営業や在庫調整など柔軟な対応を迫られる。
出典:ウェザーニュース
東京商工リサーチ沖縄支店がまとめた県内企業の売上高ランキング(金融業を除く)で、上位100社の合計は前年比5.8%増の2兆5887億円となり、2年連続で過去最高を更新した。小売・エネルギー・観光関連などが上位に並び、県経済は総じて底堅く推移している。人手不足や物価高が続くなかでも賃上げの動きは広がりつつあり、台風をはじめとする天候リスクへの備えが下期の収益を左右する。
台風13号による県内の停電は、7日午後4時の1万8410戸をピークに復旧が進み、9日午後7時時点では国頭村・今帰仁村・名護市など7市町村の約2480戸まで減った。本島北部の6市町村は9日夜に、離島の伊平屋村約610戸は10日昼までに復旧する見込み。長引く停電は冷房や飲食店の営業、通信に直結するだけに、北部・離島の早期回復が待たれる。沖縄電力は倒木処理を伴う復旧作業を続けている。
出典:琉球新報
直近の石油製品小売価格調査で、県内のレギュラーガソリンは1リットル178円90銭前後と、都道府県別で全国最高値となった。全国平均(170円台)を上回る水準で、原油高と円安に、離島を抱える沖縄特有の輸送コストが重なり、価格が下がりにくい構造にある。台風接近時は入荷や配送の乱れも生じやすく、家計と物流の双方に負担が及ぶ。次回調査での動きが注目される。
出典:琉球新報
沖縄電力は毎月の電気料金に燃料費等調整単価を反映しており、県内は火力発電への依存度が高いため、LNGや石炭などの燃料価格の動きが料金に直結する。同社は2030年度にCO2排出量を2005年度比で30%削減する目標を掲げ、再エネの主力化と火力電源の排出削減を進める。台風シーズンは停電も起きやすく、モバイルバッテリーの充電や懐中電灯の準備も改めて呼びかけられている。
出典:沖縄電力
「やりたいけど進まない」県内企業のDXを後押しする「沖縄DX人材養成講座2026」が受講者を募っており、きょう10日午後4時半から無料のオンライン説明会を開く。実務でのデジタル活用を体系的に学べる内容で、講座は来年2月まで続く。人手不足が課題の中小にとって、外部依存に頼りきらず社内にDXの担い手を育てる好機となる。台風の後片付けが残るなか、在宅で参加できるオンライン学習への関心も高まりそうだ。
沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)は8月7日、会員向け交流会「イスコンパ 2026 -秋-」の開催を告知した。県内IT企業や関係者が業種を越えて出会い、協業や情報交換のきっかけをつくる場となる。同センターは観光DXの実装を狙う「PITCH STUDIO TOURISM OKINAWA」のベンダー募集も並行して進めており、県内デジタル産業の結節点として、人材と案件の循環を生む役割が増している。
県の令和8年度スタートアップ海外展開支援事業「Ryukyu Launchpad 2026」の採択企業12社が決まった。海外派遣コース4社、新設の海外展開準備コース8社で、藻類バイオやデジタルヘルス、農業技術などが名を連ねる。伴走支援は8月中旬〜12月、2027年初にはデモデーを予定。沖縄を「アジアのゲートウェイ」と位置づける動きが加速している。
出典:沖縄タイムス+プラス
第108回全国高校野球選手権大会で連覇を狙う沖縄尚学の初戦は、大会第6日・きょう10日の第2試合(午後1時半開始予定)。昨春センバツ王者の横浜(神奈川)と、昨夏の全国王者・沖縄尚学が1回戦で激突する好カードだ。左腕・末吉良丞を擁する沖縄尚学に対し、横浜は最速157キロのエース織田翔希が立ちはだかる。午後の部のチケットは完売。台風で足止めが続いた島の期待が、甲子園のマウンドに注がれる。
出典:沖縄タイムス+プラス
9日午前4時33分ごろ、与那国島近海を震源とするマグニチュード5.7の地震があり、石垣市・与那国町・竹富町で最大震度3を観測した。震源の深さは約100キロで、この地震による津波の心配はない。台風13号の影響が残るなかでの揺れとなったが、大きな被害の情報は入っていない。八重山地方は地震活動が活発な海域に近く、家具の固定や非常持ち出し品の点検など、平時からの備えが欠かせない。
出典:琉球新報(気象庁発表)
大型で非常に強い台風13号は沖縄本島を通過し、気象庁は8日午後2時に本島・宮古島地方の暴風警報を解除した。本島の路線バス4社は9日始発から順次再開し、大型店も通常営業に戻った。暴風域を抜けた各地では倒木の撤去や飛散物の片付けが本格化。一方、奄美地方では記録的な大雨が続き、土砂災害への警戒が呼びかけられている。返し風や高波も残り、海のレジャーには引き続き注意が必要だ。
出典:琉球新報
居酒屋「四十八漁場」が8月5日から「沖縄フェア」を開いている。宮古島や石垣島から届く鮮魚を軸に、海ぶどうやゴーヤ、オクラ、島とうがらし(コーレーグス)や泡盛を使ったメニューを、お通しからデザートまでそろえる。お通しは石垣島産のブランドもずく「月とダンス」のざるもずく。県外チェーンでの県産食材の採用は、地元一次産業の販路拡大と沖縄の食の発信につながり、旅行需要期の集客の後押しにもなりそうだ。
東武百貨店池袋店の「大沖縄展」があす11日まで開かれている。県産食材のグルメやスイーツ、泡盛、雑貨・工芸品などが一堂に並ぶ会期の最終盤だ。県外百貨店の催事は、県産品の販路拡大と観光誘客の両面で発信の場となる。旧盆や夏休みの需要期に合わせ、生産者・事業者にとっては県外市場へ届ける好機。台風で県内物流が乱れるなか、県外での販売機会の確保はいっそう重みを増している。
出典:東武百貨店
名代富士そばは8月1〜31日、「沖縄涼味フェア」を全国103店舗で実施し、沖縄県産まぐろを使ったミニ丼や勝連生もずくのメニューを提供する。県産まぐろは有数の漁場から市場までの距離が近く鮮度が強み。県外チェーンでの県産食材の採用は、地元一次産業の販路と発信の面で追い風となる。夏の需要期に合わせた県産品の露出は、生産者にとって貴重な発信機会だ。
昼を過ぎるころ、東の空にむくむくと入道雲がせり上がる。長かった台風が去って、島はまた強い日差しに覆われた。真っ白な雲は見るまに背を伸ばし、海の上へ天まで届く塔を築いていく。子どものころ、あのてっぺんまで登れたらどんな眺めだろうと、本気で思った夏があった。
雲の底が黒く重たくなると、きまってひと雨来る。ここだけ降って道の向こうは晴れている、あのかたぶいだ。スコールは十分ほどで上がり、焼けたアスファルトから白い湯気が立ちのぼる。濡れた路面にまた日が差すころには、むっとした熱気がいくらか和らいでいる。島の夏は、この白い塔とひと雨をくり返しながら、少しずつ深まっていく。